友人達が執筆した医療ガイド・杏林大学保健学部 角田ますみさん編著 『アドバンス・ケア・プランニング』出版記念セミナーに伺いました
こんにちは
ワーケーション& パラレルワーカーのライフスタイルをもつ、ライフスタイルコンサルタントの野田千穂です。
「生命倫理」をご存知ですか〜人生の最期について、ポジティブに考えてみませんか?
角田ますみさんから「生命倫理」という言葉をはじめて聞き、「私のライフワークは「生命倫理」で「人生における意思決定」がテーマなの」と以前から伺っておりました。彼女の講座を初めてお聴きした2017年7月。
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こちらで、はじめてアドバンス・ケア・プランニング(ACP)を知りました。
私は両親がすぐに頭に浮かび、人生においてこの重要な作業をまわりにシェアしたい!と2017年12月に角田ますみさん講師のACP講座を主催したのでした。多くの方々にご参加いただき、大変好評をいただきました。
その後2019年6月にこちらの書籍を出版、7月に増刷となりました。
私が主催するmyライフスタイルセミナーよりもさらに先のことにフォーカス。90歳の自分と向きあったのです。
ACPとは… (ますみさんから)
医療や介護が必要になったときに、どんな治療やケアを、誰から、どこで、どんな形で受けるかを家族や医療者等と共に話し合い、考えていくためのヒント
レシピを考える事は、医療の選択だけでなく、自分がどんなことを望んでいるのか、どんな上大だけは嫌だのかといった「価値観」を考えるワークでもあります
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の重要性
自分が患者となり、心身機能が低下したときに、家族は様々な選択や決定を迫られる場面があります。
治療の進め方や最後の迎え方など目標を考えて計画する、そして定期的な確認と見直しをすること。これを「アドバンス・ケア・プランニング」というそうです。
二年前私が大怪我をして救急搬送され手術が決まったとき、医師は、意識がはっきりとして手術台に横たわっている私に、病状と処置の説明をしました。すぐさま私は造影剤や輸血などの同意書に次々とサインをしたのです。もしも私が意識不明であったなら、私の家族がそれらの同意書にサインをし、手術が行われていたでしょう。
まさにこのこと!私以外のまわりの人々が私の診断・治療について、様々な選択や決定を迫られ、実際に決断しなくてはならない状況があるということ。決断をさせられ方は、のちのち罪悪感に悩まさせられることもあるそうです。日頃から家族やまわりに負担をかけないよう、自分の意思を伝えるべき人々に、はっきりと明確に伝えておこうと考えました。90歳、もちろんまだまだ遠いことと思いますが、実際にICUに入る経験をした私は、若くても緊急な状況は突然やってくるということを身にしみて実感しているからです。
本日の講演は友人三人、書籍の執筆は友人四人
医療従事者の友人がこんなにいるのかと、しあわせな気持ちになりました。
講演・執筆は(執筆順)
- 角田 ますみさん 杏林大学保健学部
- 西村 紀子さん 言語聴覚氏・NPO法人Reリジョブ大阪理事長
- 布施 淳さん ウェルビーイングクリニック駒沢公園 院長
執筆にもう一名
- 新改 法子さん 神戸市立医療センター中央市民病院看護部
が加わります
家庭に1冊持っていたい、医学辞書のよう
- ACP実績に必要な4つのスキル
- 26事例にACP実績
が書かれています
例えば、
- 角田 ますみさん: アドバンス・ケア・プランニング(ACP)を行うための考え方や必要なスキル、具体的な進め方
- 西村 紀子さん: 高次脳機能障害領域におけるアドバンス・ケア・プランニング(ACP)
- 布施 淳さん: 循環器ケア領域におけるアドバンス・ケア・プランニング(ACP)
- 新改 法子さん: 薬剤耐性菌(MDRA)高齢患者・家族の療養場所をめぐる意思決定支援
以下 目次
まさに、
患者・家族に寄り添う
アドバンス・ケア・プランニング
医療・介護・福祉・地域みんなで支える意思決定のための実践ガイド
なのです。
まず私は70代80代である両親のために、私を含めまわりのために、少しでもACPについて話合っておこうと考えました。来週会いますので♪
専門職の方々の知識の深さと研究熱心さをリスペクトするとともに、なによりも多くの命と向き合ってきた、これからも向き合っていく医療従事者に心から感謝いたします。
最後に記念撮影
向かって左から 西村さん、私、角田さん、布施さん
書籍購入 / 6月出版、7月増刷