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はじめての入院〜①救急搬送・まれなケガ・ICU(集中治療室)へ

【 仕事関係者さま、友人の皆さまへ 】

この度は、わたくしの入院により、ご迷惑とご心配をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。ご心配とお問い合わせのメッセージやメールを多数いただき、ありがとうございました。ICU(集中治療室)に2日間おり、返信できず申し訳ありませんでした。

 

現在、ICUから一般病棟に移り、順調に回復しております。驚異の回復で、お医者様も驚いています。まもなく退院できる予定ですので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

野田 千穂 拝

……………………………………………………………

以下、ご興味ある方へ

私のケガはまれなケースだそうです。運が悪いのか、良いのか、不幸中の幸いで回復中です。

皆さまにお役にたつ情報になればと思い、下記をシェアします。

I. 転倒から救急搬送まで
II. 診断と手術
III.学びました

 

Ⅰ. 転倒から救急搬送まで

お昼間14時、自転車に乗っていて、下り坂道でバランスを崩し転倒しました。右ハンドルで右肋骨を強打。その時に激痛と少し呼吸困難をともなうも、「打撲かなぁ」と思い、翌日に病院へ行きレントゲンを撮る予定でした。

16時に帰宅後、強打箇所をアイシング。
夜になり、ぐいっと前かがみで洗顔をしたら、肋骨と背中に明らかな違和感を感じ、呼吸が少し困難になりました。さすがに怖くなって、マンションのコンシェルジュに連絡。救急車を呼ぶ手配をお願いしました。救急隊員が受け入れ病院を探しはじめ、コール3件目の某大学病院に決まりました。肋骨骨折の場合、痛みどめを処方して入院せず帰宅する、という条件付きで受け入れてくださいました。

がしかし、私のケガは大変なことになっていたのです………

 

II. 診断と処置

診断は

  • 右第8肋骨骨折
  • 外傷性血胸
  • 肺挫傷

血胸とは胸腔内に血液がたまった状態
https://health.goo.ne.jp/medical/10560600
右肋骨強打で動脈を損傷、胸腔内に血液が850mlたまっていました。最終的には1500mlだったそうです。

22時に某大学病院の救急科に到着。
救急医の女医さんは、強打から7時間後と聴いて、肋骨骨折だけではないと疑い、すぐに

・エコー
・レントゲン

・CTスキャン

検査を実施し、「血胸」が明らかになりました。一刻も早く出血を止めるべく、迅速に下記の手術がなされました。

① 右脇にメスを入れ、胸腔内に太いチューブを注入し、たまっている850mlの血液を排除開始。もし胸腔内への出血が1000mlであれば、緊急開胸手術を行っていたそうです。
② 血管造影検査で出血源を探し、出血源となっている動脈を特定、血管内に塞栓(そくせん)物質を注入して止血(経カテーテル動脈塞栓術)。

翌日午前3時にはすべて終了。
その後、ICU(集中治療室)のベットで2日間過ごしました。

救急科に行くのが遅れ大量血胸になっていれば、循環血液量の減少による出血性ショックを来し、血圧は低下して意識障害が現れ、同時に肺の虚脱(収縮)に基づく呼吸不全が現れるそうです。危うかったです………振り返るだけでも冷や汗がでます。

3日目は、ICUから一般病棟の個室へ移ることができました。ベットで寝たきりになると筋肉が衰え、回復が遅くなると思った私は、なるべく自立して病院生活を過ごせるよう個室を強くリクエストしました。その後は、担当医もびっくりの驚異の回復力です。

 

レントゲン図

レントゲン右写真: 救急搬送された時、むかって左側肺下(私の右肺にあたる)に血液がたまり影ができている
左写真: 数日後、血液がだいぶ排出され、左肺下の影がなくなっている

 

CTスキャン

CTスキャン

左下に血液がたまっている

CTスキャン

左下の肋骨近くの白いマークが、動脈の出血部分

 

III.学びました、5つのこと

1. 自転車は無防備で危ない
私は日中のお仕事は、移動効率が良いのと運動のために、自転車をよく利用します。これからはスピードを出さず、重い荷物を前にのせないようにします。ヘルメットも必要かしら?自転車乗りのみなさまも今一度ご確認ください。

2. すぐに病院で診てもらう
外部を強打の場合、内部にも影響が出ているかもしれません。私は、7時間ほど打撲かなあと観察していたので、素人の認知は本当にあてになりません!これからは、おおごとになる前にすぐに病院で受診します。

3. ひとり暮らしの方、緊急事態の対策はできていますか?
もし出血多量で意識もうろうになり、スマホの操作ができなければ、搬送される手段もなく、危険な状態になっていたかもしれません。これから就寝時は、スマホを手の届くところに置き、すぐに緊急連絡できるようにします。

4. 若い時と同じ運動能力があるという過信
アラフィフになって、毎日運動をしていてもやはり衰えているのです。この自覚を身をもって体感しました。過信は禁物。

5. 私の「驚異の回復力」はどうしてでしょうか?
私は自分が設定した「食・運動・睡眠」を毎日平準化してコントロールしています。そしてストレスフリーの生活を心がけているので、基礎体力があり、基礎代謝がよいのかなぁと推測。

こちらの具体例については次のブログで書きたいと思います。将来、あなたも同じ状況になるかもしれません。参考にしていただき、大ごとにならず、最小限のケガでとどまっていただきたいと心から願うばかりです。

アラフィフでこの痛い…..本当にイタイ経験を脳裏と心にきざみ、精進してまいります。私の強み資質の「活発性とポジティブ」は変えられないので、少し慎重に生活していくことを自分に言い聞かせました。今回救われたのは、私の自転車転倒で、第三者を巻き込まなかったことです。

これは笑い話。

お医者様が「最初、野田さんと自転車がつながらなかったんですよねえ、笑」

そこ⁈ 

 

 

ICUから一般病棟に移り2日目には、面会者と院内のレストランでお話しできるまでに回復しました。私は病院のパジャマ姿……笑

慶応病院

私はこの入院で、高橋 恵さんのイベントの出演を直前でキャンセルせざるおえなく、ご迷惑をおかけしました。それにもかかわらず、お顔を見て無事を確認したいと、面会にきてくださったおせっかい協会 会長の高橋 恵さん、お仲間の有香さん、ケミンさん。

連日、メッセージやメールをくださった多くのみなさま、ご心配とご迷惑をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます。あたたかいお心遣いを本当にありがとうございました。

野田 千穂 拝

 

つづきます。
はじめての入院〜②ICUから驚異の回復。早期退院できた私が、入院中にした9つのこと

 

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